死神の夢

20年以上もずっと見続けている夢がある。

 

それはいわゆる悪夢で、夢の中でいつも私はその時寝ている部屋に寝ている。そして気づくと、部屋の中に知らない男の人がいる。

 

彼は私が気づいていることに、気づいていない。

 

決して気づかれちゃいけない、と身動きが取れず凍り付くところで目が覚める。めちゃめちゃ怖い、恐怖の夢。

 

相手が見られているのに気づいてない、ってところは、夢の中でも実生活でもあるあるなんだけど(笑)

 

昨日ものすごく久しぶりに見た。

 

男は足元にいて、私に背を向けてなにかを探している。

 

いつものように私は凍りつくのだけど、昨日はちょっと展開が違っていた。

 

怖い!と怯えるのだけど、ふと、

 

「気づかれても仕方ない。ここを突破する!」

 

っていう衝動みたいのがバーン!と来て、

 

振り切ってひたすら動いた。逃げた。

 

その瞬間に男は消えて、夢から覚めた。いつもの部屋だった。ドキドキしていた。

 

死神に取り付かれて20年以上。

 

自分が一番怖れていることに出会うと、逃げられずに、ひたすら怯えて隠れるだけだった。

 

でももう違う。

 

いつだってヤツはどこかにいる。

 

怖いこと、イヤなこと、つらいこと。

 

会わないように祈るんじゃなくて、たとえ会ってしまっても私は隠れない。逃げたっていいし、違う方向に歩き出したっていい。

 

一番無防備な寝てるときだって大丈夫だということは、もう平気だってことだなー、やったー。

桃サクラ
桃サクラ

48歳の射手座B型。作曲家、フルート奏者、スピリチュアル/ノンデュアリティスピーカー、デザイナー、通訳者、がんサバイバー。 2015年7月にいわゆる一瞥体験をする。すべての底が抜けて天地がひっくりかえるような、それでいてなにも変わらないような体験だった。 そして2016年9月にステージ1乳がんの診断を受ける。さまざまな自然療法、食事療法にトライし、セルフケアにひたすら励み、以前より健康になる。世界を舞台に様々な活動を展開中!