私のためにトビラは開く

自分をさらけ出すのは怖い。

 

どんな人間関係もそうだし、どんな局面でも怖い。

 

たとえば自分がお店だとして、自分の在庫すべてをさらけ出して並べて、誰も買ってくれなかったら救われないじゃん!ということだ。

 

だから小出しにしたり、在庫をしまい込んだりしてその場をごまかす。

 

 

作曲を始めてから17年。たくさんの曲を書いてきた。

 

いつもそのタイトルは「ウィンターバード」とか「ヒズポートレイト」とか、短い言葉だった。

 

どうしてかというと、長く余計な情報を付け加えすぎて、聴く人のイマジネーションを妨げたくなかったから。

 

・・・という建前だったけど、ほんとうはそうじゃなくて、

 

たくさん情報をあげて、さらけ出して、なにかを言い切るのが怖かっただけ。

 

なにかを言い切ってしまうのは怖い。

 

だから「なんちゃって」とか「みたいなね」って曖昧にして、ぼかして、余白を残そうとする。

 

でもそれは弱さ。そしてその正体は怖れ。

 

怖れを手放したい。

 

怖れから自由になりたい。

 

いつもそう願っていたら、願いが叶った。

 

いつの間にか、余白がいらない私になっていた。

 

 

「トビラ」という曲がある。

 

震災の少し後、オーストラリアで書いた特別な曲。

 

 

この曲はずっと私の中で「トビラ」だったけど、もうちょっと言ってみたくなった。

 

余白に自分をさらけ出してみたくなった。

 

というわけで、この曲は今日から

 

「私のためにトビラは開く」

 

The door is opening for me

 

です。

 

言い切れるようになった自分、かっこいいぞーーー。

 

 

そう、いつだって私のためにトビラは開く。

 

 

もちろん、あなたのためにも。