感受性を磨くためには

村上春樹さんが、読者から送られてくるメールに受け答えをする「村上さんのところ」Kindleで毎日ちょっとずつ読んでいる。たくさん入ってるからずーっと楽しめる。

 

 

なんだか癒されるんだよねー。ユーモアも素敵。

 

一昨日こんなやりとりを見つけた。

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こんにちは、私は演劇に関わっていきたい女子大生です。村上さんの作品は語感や言葉選びが素晴らしいものばかりだと思います。そこで今まで表現するための感受性をどのように磨かれましたか?

(女性 18歳、大学生)

そして村上さんの答え。

感受性を身につけるためには、努力が必要です。何かが欲しいと思ったら、こちらも何かを差し出さなくてはなりません。大事なものがほしければ、大事なものを差し出す必要があります。ただほしいと思って身につくものではありません。僕はそれを「身銭を切る」と表現しています。もっと簡単に言えば、「痛い思いをして体で覚えていくしかない」ということです。ある程度痛い思いをしないと身につかないことってあるんです。

どんな痛い思いか?それは人によってそれぞれ違います。ひとつだけ言えるのは、気持ちよく生きて、美しいものだけを見ていても、感受性は身につかないということです。世界は痛みで満ちていますし、矛盾で満ちています。にもかかわらずきみはそこに、何か美しいもの、正しいものを見出したいと思う。そのためには、きみは痛みに満ちた現実の世界をくぐり抜けなくてはなりません。その痛みを我が身にひりひりと引き受けなくてはなりません。そこから感受性が生まれます。

少なくとも僕はそのように考えています。No pain, no gain.ということです。僕がきみくらいの歳のとき、何かを書こうと思っても、何も出てきませんでした。でも29歳になったときに、何かを書きたいと強く思いました。たぶんいろんな苦痛が、僕を成長させてくれたのだと思います。

村上春樹拝


私も痛みを我が身にひりひりと引き受けてきたよ!という自負がある。

 

でもそれを私は結局のところ求めていたんだと思う。

 

誰かのことを深く理解できるのも、曲が書けるのも、感受性のおかげ。

 

だから「若い頃の自分に戻る?ジョーダンじゃないっすよ!」といつも思ってる。

 

昨日だっていやだ、今日がいい。今の私サイコー♡

桃サクラ
桃サクラ

48歳の射手座B型。作曲家、フルート奏者、スピリチュアル/ノンデュアリティスピーカー、デザイナー、通訳者、がんサバイバー。 2015年7月にいわゆる一瞥体験をする。すべての底が抜けて天地がひっくりかえるような、それでいてなにも変わらないような体験だった。 そして2016年9月にステージ1乳がんの診断を受ける。さまざまな自然療法、食事療法にトライし、セルフケアにひたすら励み、以前より健康になる。世界を舞台に様々な活動を展開中!