それがどんな名曲だろうと、自由に演奏していい。

最近フルートを吹くのが楽しくて仕方ない。

 

10才の頃から吹いているけれど、こんなに楽しいのは初めて半年くらいまでだったんじゃないかな。

 

あとは苦行モードというか、修行というか、「まだまだ」「下手だ」「練習、練習、また練習」の日々で、楽しむまでなかなか行かなくて。

 

音大という場所は先輩や先生が山のようにいて、そんな「楽しむ」とか、「自分って結構イケてる?」とか言おうもんなら、

 

「100年早い!練習しろ!」

 

って怒られるし、とにかく基礎や伝統を忠実に再現する、っていうことがすべてだった気がする。

 

ガードマンが何人もついているような金庫にしまわれた名曲たち。

 

大切なものだから、そう生半可な気持ちで勝手に取り出して、勝手に身につける(演奏する)なんてとんでもない!という感じ。

 

それがあまりにも窮屈すぎて、私は卒業してすぐ南半球に逃げ出した。

 

そして長い時間をかけて、でもようやく、「なんだ!どんな曲だって自分の好きに吹いて良いのだ」ってことがわかるようになった。

 

誰も禁止なんかできないし、してないし、たとえされててもカンケーねーし。

 

それがどんな名曲だろうと、自由に演奏していい。

 

プロが、先生が、先輩がなんて言っても、自分のやりたいようにやっていい。(怒られたら逃げろ!笑)

 

私はそんな当たり前のことに気づくのに、そして自由に演奏できるスキルを得るのに(それは必要)これだけの時間がかかった。

 

でも気づいてしまった限り、好きにやらせてもらいます。

 

今の目標はヨーロッパでの初コンサート。

 

日本で生まれ、フルートに出会った私は、南半球を経由して故郷ヨーロッパに帰るのです。

 

桃サクラ
桃サクラ

作曲家、フルート奏者。射手座B型。 9歳からピアノ、作曲、10歳からフルートを始め、埼玉県蕨市立北小学校、蕨市立東中学校、川口北高校を経て、東京音楽大学器楽科フルート科卒業。その後15年間オーストラリアパースで演奏活動、フルート非常勤講師をつとめ、2009年帰国。創作・演奏活動の日々。