ただそれを「奇跡」だと認めるのか、「偶然」だよと片付けてしまうのか。(2)

前回ホ・オポノポノとの出会いを書きました。

ホ・オポノポノのハワイ島での講習会は、キラウェア火山の国立公園内のセミナールームで行われました。もう本当にすぐそこに火山があって、エナジー満タン!の贅沢な場所。休憩時間に散歩するのも気持ち良かったなー。

私はひとりで参加していて、知り合いもいなかったので、ランチのとき、食堂の列に並んでいました。

するとトントン、と私の肩をたたく人が。

ふり向くとヒューレン博士でした。

「ここに来られて良かったね」(にっこり)

そこで私は博士に、ハワイ島に来ると決めてからホ・オポノポノを知ったこと。調べてみたらこのセミナーがちょうど開催されていたこと。地図で調べたら宿もそう遠くなく、車で通える距離であったこと。などを興奮気味にお話しました。

ね?すごい偶然なんです!すごい奇跡なんです!とってもラッキーだったんです!ってね。

英語は特にそういうところがあるんですが、こちらのテンションに向こうが合わせてくれるというか、「んまぁそうだったの!それはすごいわね!」とか言ってくれる人も多くて、私はそういうリアクションにとっても慣れていたから、ヒューレン博士もきっと一緒に驚いてくれる!と勝手に思っていました。

博士のリアクション。

彼は、私が話し終わるとゆっくりと穏やかにこう言ったのです。

「良かったね」It is good.

その瞬間を、その声のおだやかな響きを、私は今も鮮明に思い出すことができます。

森の中のどこまでも住んだ泉に一滴のしずくがそっと落ちた瞬間のような静けさ。

私のマインドがどれだけ日々忙しくぐるぐると動き回っていて、時には荒れているかがよく分かった瞬間。

一瞬ですべてが浄化されたような。

2日間のセミナーでたくさんのことを教えてもらったはずなのに、一番憶えているのは、この食堂での短いやりとりなのです。

続きます。

桃サクラ
桃サクラ

作曲家、フルート奏者。射手座B型。 9歳からピアノ、作曲、10歳からフルートを始め、埼玉県蕨市立北小学校、蕨市立東中学校、川口北高校を経て、東京音楽大学器楽科フルート科卒業。その後15年間オーストラリアパースで演奏活動、フルート非常勤講師をつとめ、2009年帰国。創作・演奏活動の日々。