彼女のように

今朝運動を兼ねて、鉄道の駅まで1時間くらい歩いたんだけど、そのときはっと気がついたことがあった。

先週の日曜日にあった誕生日会は90歳になった友人のものだったのね。

たくさんの人々が集まっている中で、主役の彼女はびっくりするくらい「いつも通り」のたたずまいだった。

その姿を見てああ美しいなぁ、と思っていたのだけど、今朝気がついた。

彼女の旦那さんは今からちょうど20年前に亡くなった。お葬式で私は悲しくてずっと泣いていた。

その時の彼女の姿が忘れられない。

穏やかで、静かに微笑んでいた。

そう、いつもの彼女だった。

それは90歳の誕生日パーティーでもまったく変わらなかった。

感情の起伏がない、とか、表情に乏しい、というわけではないの。むしろ逆。

あふれるほどに豊かで、愛でいっぱいで。

だからこそ、もう彼女はそこにいるだけで、「すべてが喜び」であって、「これは嫌なことだから」とか「これは嬉しいです」とかいう先っぽのことにまったくとらわれていない、ってこと。

ああなんてすごいものを見せてもらったんだろう!!!

と歩きながら号泣した(笑)!!

これは要るけど、これは要りません、じゃなくて、すべてを引き受ける。受け取る。

ああいつだってそんなふうで在りたい。私は。

桃サクラ
桃サクラ

作曲家、フルート奏者。射手座B型。 9歳からピアノ、作曲、10歳からフルートを始め、埼玉県蕨市立北小学校、蕨市立東中学校、川口北高校を経て、東京音楽大学器楽科フルート科卒業。その後15年間オーストラリアパースで演奏活動、フルート非常勤講師をつとめた。1997年に通訳の国家資格を取得、以来多くの来日アーティスト・テレビ番組(アンビリバボーなど)の通訳を担当。2015年からサイキックカウンセラーとしてたくさんの人々の悩みに向き合う。2016年9月に乳がんの診断を受けてあらゆる体質改善を試みる。現在も続行中。世界を舞台にした演奏活動を目指して創作の日々。